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2026年 03月 25日

英国永住権申請の英語要件がB2へ引き上げ:2027年施行に向けた最新ルールと対策ポイント

英国永住権申請の英語要件がB2へ引き上げ:2027年施行に向けた最新ルールと対策ポイント

 

2026年3月、英国Home Officeはビザおよび市民権申請費用の改定を発表し、同年4月8日より多くの申請費用が約6〜7%引き上げられる見込みとなった。永住権(Indefinite Leave to Remain)の申請費用も£3,029から£3,226へ増額され、申請者の負担増が予想される。また同年3月5日には新たな移民ルールが公表され、特に永住権申請における英語要件の変更が注目されている。

これまで永住権申請に必要な英語力はCEFR B1(中級)レベルであったが、2027年3月26日以降の申請からはCEFR B2(中上級)へ引き上げられることが正式に決定された。B2レベルでは、日常会話に加え、より複雑な議論への対応や論理的な意思表明が求められ、SpeakingとListeningの両スキルで一定以上の能力を証明する必要がある。具体的には、自分の意見を明確に述べながら自然に会話できることや、講義やニュースなどの内容を概ね理解できる力が求められる。

さらに注意すべき点として、英語テストの結果には有効期限があり、申請日から2年以内に受験したものでなければ使用できない。たとえ過去にB2レベルを取得していても、有効期限を超えていれば再受験が必要となる。また、試験はHome Office認定のテストプロバイダーによる「Test for UK Visas and Immigration」試験である必要があり、事前確認が不可欠である。

今回の変更は2027年からの適用であり、申請者に準備期間が与えられていると考えられるが、語学力向上には時間を要するため早めの対策が重要となる。特にSkilled WorkerやGlobal Talentなど、今後「Earned Settlement」制度の対象となる可能性の高いビザ保持者は、制度変更の動向とともに英語要件への対応を進める必要がある。