カナダ旅行に必要な eTA(イーティーエー)とは

  • eTAの正式名称

    Electronic Travel Authorization (eTA) 、これがカナダの電子渡航認証のeTA(イー・ティー・エー)の正式名称になります。

    尚、オーストラリアのETAS(イータス)やアメリカのESTA(エスタ)、ニュージーランドのNZeTA(ニュージーイーティーエー)とカナダのeTAは別のものになります。

    近年では各国ともにセキュリティの関係から渡航前にオンライン上から渡航者の情報を収集しており、これが電子渡航認証と呼ばれるものになります。

  • カナダへの旅行者4つの種類

    1. eTAが必要な旅行者
    日本を含め、カナダへの入国に際してビザ(査証)が免除されている国籍の旅行者になります。

    2. eTA申請が認められる可能性がある旅行者
    カナダへの入国に際してビザが必要とされている国籍の旅行者になります。この中でも一部の方については空路で入国する場合に限り、ビザの代わりにeTAでの渡航が認められる場合があります。空路以外の場合には事前のビザ取得が必要です。

    3. eTA申請が必要のない旅行者
    渡航に際してビザが必要な国籍保持者、カナダのパスポートを保持しているカナダ国籍保持者(二重国籍含む)、カナダの永住権保持者、米国籍保持者などカナダ政府に認定されている方になります。

  • 認められる渡航目的と有効期限

    日本を含め事前のビザ申請が不要な国籍の方(ビザ免除対象国)が渡航に際してビザ(査証)を取得せずに渡航する場合にeTAの事前登録が必要となります。

    尚、車、バス、鉄道、船(クルーズシップを含む)でカナダに到着する場合はeTAは不要で、空路での入国時のみ必要となります。また空路で乗り継ぎの場合にもeTAが必要となっています。

    観光旅行や知人・親族訪問などを目的とした旅行者や、商用(商談や視察など)を目的としたビジネスマンがカナダへ渡航する際にオンライン上にて申請します。

    登録が許可されると許可された日から最長5年間、パスポートの有効期限がそれ以前の場合は、パスポートの有効期限まで利用することが出来るようになります。

  • 滞在可能日数

    1回の滞在可能日数は、最長6カ月間となっており、入国ごとに計算されることになります。すなわち一度出国すれば滞在日数はリセットされ、再入国した日から最長6カ月の滞在が認められるシステムです。

  • 申請時の注意点

    申請時には申請者はカナダ国外にいなければなりません。またeTAは、他にカナダのビザ(例:ワーキングホリデーや学生ビザ等)を保持している場合には登録する必要はありません。但し、入国時にビザが発給されるような場合には事前にeTAを取得しておくようにしてください。(就労許可証や就学許可証など)

  • eTAとパスポートの関連性

    eTAはパスポートにリンクした電子渡航認証のためパスポート記載通りに申請することが最も重要な点です。カナダ政府は渡航者のパスポート情報を電子的に管理していますので万が一、一部の情報が間違っていた場合には確認することができず入国ができなくなります。

    もし登録内容に間違いがあった場合には速やかに再申請するようにしてください。また取得後にパスポートを更新したり、婚姻等によりお名前が変わったりした場合にも再度取得し直すことになります。

    また年齢問わず必要となりますので0歳の赤ちゃんでも必要ですし、滞在日数が1日であっても必要です。

  • eTA申請に必要なもの

    申請に必要なものは、有効なパスポートとクレジットカードになります。尚、オンライン申請を行う場合にはEメールアドレスも必要です。

  • 渡航の際には・・・

    eTAはカナダ移民局が実施している高度化されたオンライン査証になります。従って渡航時には書面の提示を要求されることはありません。

    登録が許可されているパスポートを提示するだけで、彼らがオンライン上で自動的にeTA許可を確認することができるためです。